国際先導研究

令和4年度―令和10年度
「動的元素効果デザインによる未踏分子機能の探究」

現代社会の持続的な発展のために、新物質を自在に創出できる化学の果たす役割は益々重要になりつつある。特に、真に秀逸な新規物質や機能の創出は、環境・エネルギー問題の解決や、産業技術の革新につながり、さらには人々の暮らしの豊かさの向上に貢献する。この観点から本研究では、具体的標的として、有用物質の高効率合成を実現する触媒、材料科学・生命科学研究の革新的進歩をもたらす機能性マテリアルの創製、さらには生体分子システムの機能制御を掲げ、「動的元素効果デザイン」という統一的視点からのアプローチにより未踏分子機能の実現に挑む。

本研究では、名古屋大学の物質機能を基盤とする研究グループと、ドイツ・ミュンスター大学、スペイン・カタロニア化学研究所(ICIQ)、ドイツ・フランクフルト大学の研究者を結集させ、総勢20グループからなる国際研究体制のもと、動的元素効果デザインという統一的な視点から革新的な機能分子系の創出に挑む。

動的元素効果デザインに基づいた触媒・マテリアル・バイオ未踏機能の創出と,総勢21グループからなる国際共同研究体制

国際先導研究―国際共同研究加速基金(日本学術振興会)

優れた国際共同研究に対して基金による柔軟性の高い大規模・長期間の支援を実施することによる、独創的、先駆的な研究の格段の発展を目的とするもの。我が国の優秀な研究者が率いる研究グループが、国際的なネットワークの中で中核的な役割を担うことにより、国際的に高い学術的価値のある研究成果の創出のみならず、当該学術分野全体の更なる国際化、研究水準の高度化を目指す。さらに、ポストドクターや大学院生が参画することにより、将来、国際的な研究コミュニティの中核を担う研究者の育成にも資するとともに、国際共同研究の基盤の中長期的な維持・発展につながることを期待するもの。